2023/05/23
投資をする時の考え方として、「分散投資」という考え方があります。
分散投資は、一つの投資にすべての資金を投入するのではなく、様々な投資先に資産を分散するという方法です。
例えばすべての資産が、日本円の貯金という人がいます。
この人の資産は、日本経済が悪化してインフレになった時、紙くず同然になってしまうことがあります。
定期預金をしておく方法は、リスクがない投資だと言われていますが、インフレになった場合はその例から外れてしまうのです。
そこで日本円の価値が下がった時のことを考えて、資産の一部をアメリカドルや、ユーロに変えておく方法があります。
日本の経済が悪化した裏に、他国の経済の充実があるかもしれません。
他の国のお金を持っておくと、日本円の価値が下がった分を、外貨の価値が上がることで補てんできるかもしれません。
このように外貨預金と日本円の預金を組み合わせることで、リスクヘッジをすることができます。全世界的な恐慌などが起こった場合は、日本円だけでなく、アメリカドルもユーロも価値を大きく下げるかもしれません。
このようなリスクに備えて、日本円の貯金や外貨預金以外に、土地を購入するという方法があります。たとえ預金が紙くず同然になったとしても、土地は残るためです。
土地や家を直接購入しない場合も、リートなどの土地の金融商品を購入しおくといいでしょう。また金や銀、プラチナなどを購入しておく方法もあります。
特に金は、もっとも価値が失われにくい金融商品と言われていて、世界的な不景気が訪れると、価値を上げる傾向にあります。
さらにバブルが来るのを予想して、株式投資をしておく方法もあります。
バブルがはじける直前に、大きく値を上げる可能性がある株をも保持しておくことで、儲ける機会を失うリスクを避けることができます。
このように、様々な投資先に資産を分散することにより、世界的な恐慌が来た時、インフレが起こった時などでも、一定以上の資産を保持し続けることができます。ある程度の資産をためるまでは、貯金など、比較的リスクが低い投資から始めて、徐々に投資する幅を広げていきましょう。
定期預金や個人向け国債、家やマンションの購入、外貨預金、金やプラチナ銀などの貴金属など、様々な場所に投資をしておくと、どのような状況になっても資産を失う心配が少ないため、安心して生活を送ることができます。
多くのお金持ちが、同じように分散投資をしていることからも、投資先を増やすことに価値があるはずです。